21+11(おだやか)

2010/01/10 15:12

 

昨日は多くのお客さんが見えました。

下道君も在堂していたのでよかったです。

 

青森からいらしたMさんは、私の大先輩の元学芸員の方。エネルギッシュで素敵な方でした。将来は地元でスペースを持ちたいとのこと。「美術館の時代は終わった」とのことですが、正確にいえば「展覧会ばかりの時代は終わった」ということでしょうか。

 

美術館、博物館の使命は展覧会だけではありませんが、昨今のご時世で入館者数増加だけが求められる傾向があります。私の考える最も大切な使命である「資料(作品)を守ること」は、入館者数には直接結びつきません。学芸員もはなやかな展覧会ばかりが注目されるので、コレクション管理に力を注いでいないように思われます。

 

現在の若手の学芸員たちで、保存や修復の基礎をしっかりと学んだ方はどのくらいいるのでしょう。海外留学や国内の大学院で「キュレーションを学んだ」などというとカッコいい感じがしますが、箱のヒモすら結べない学芸員もたくさんいます。

 

学芸員すべてがキュレーターでは問題です。

Mさんの名刺には「Art Archivist」とありました。

 

商業画廊やアートフェアと見紛うような展覧会ばかり開く前に、美術館の根本的な使命(大げさですが)について一度考え直さないと、将来に禍根を残すことになりかねません。

 

今日もちらほらとお客さんが。真剣に作品を見て下さっています。

カテゴリ: 本・アート  > アート    フォルダ: 梅香堂

コメント(3)

コメント(3)

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2010/01/10 23:05

Commented by tochico さん

梅香堂にいくと、
文化関連の仕事をしていることが
どうなのかなんなのかと、考えます。

Y市にいたときも、評価基準は入場者数なのか
なんなのか。

自分でスペース持ちたくなるけど
でも、わたしの会社だからこそ貢献できる
こともあるとおもって、
しばしここにてやってみまーす。

 
 

2010/01/11 00:19

Commented by Hisanori さん

いやいや、ちゃんと「お仕事」をされることが一番です。

私はいつも「お仕事」から逃避しているので、結局ダメだと思ってますよ。

前々職の時代、ある方に「(日本)社会に絶望した」とグチったところ、「じゃあ社会を変えて下さい」と言われたことは、今でも心に残っています。

大げさですが、tochicoさんが今の会社で頑張られることが、社会を変えることに繋がるのではと思います。

 
 

2010/01/15 01:53

Commented by tochico さん

ありがとうございます。

社会を変える、、、責任重大ですね。
でも、変えることに関わりたいとはおもいます。
小さいことでしょうがなにか。
積み重ねでできることを。