昨年11月に調査した、内閣府の「文化に関する世論調査」の結果が公表されています。
「へ〜」と驚くような意外な結果はありませんが、じっくり見ていくとけっこうおもしろい。それは「設問項目」の変遷です(文化庁さんの戦略?)。平成八年度、平成十五年度の同世論調査の設問と比較してみると、注目されるのは今回、「子どもの文化芸術体験」が大項目としてあげらられていることでしょうか。
(1) 20歳未満の子どもの有無
「いる」(28.4%)
「いない」(71.6%)
ア 子どもの文化芸術体験
「学校における公演などの鑑賞体験」(59.0%)
「音楽,舞踊,華道,茶道,書道などの習い事」(45.4%)
「ホール・劇場や美術館・博物館など地域の文化施設における,鑑賞や学習」(44.6%)
「地域の芸能や祭りへの参加」(41.4%)
「学校における演劇などの創作体験」(39.8%)
「歴史的な建物や遺跡などの見学」(37.6%)
「音楽祭や演劇祭など,地域で行われる文化的行事への参加」(36.6%)など
(2) 子どもの文化芸術体験の重要度
「重要である」(93.1%)
「重要ではない」(2.1%)
ア 子どもの文化芸術体験に重要な事項
「学校における公演などの鑑賞体験を充実させる」(58.3%)
「ホール・劇場や美術館・博物館など地域の文化施設における,子ども向けの鑑賞機会や学習機会を充実させる」(49.5%)
「地域の祭りなど,地域に密着した伝統的な文化体験の機会をより多く提供する」(46.0%)
「音楽祭や演劇祭など,地域で文化的行事を開催し,文化芸術に親しむきっかけを提供する」(41.0%)
「歴史的な建物や遺跡などについて学習する機会を充実させる」(39.9%)
「学校における演劇などの創作体験を充実させる」(38.1%)
(複数回答,上位6項目)
(3) 子どもの文化芸術体験の効果
「日本の文化を知り,国や地域に対する愛着を持つようになる」(60.2%)
「美しさなどへの感性が育まれる」(51.9%)
「他者の気持ちを理解したり想像するようになる」(38.6%)
「コミュニケーション能力が高まる」(37.9%)
「他国の人々や文化への関心が高まる」(35.7%)
(複数回答,上位5項目)
う〜ん、世のお父さん、お母さん方は「子どもの文化芸術体験」へ、深いご理解とご期待があるようですが、まったく行動がともなっていないように感じるのは私一人でしょうか・・・。
by tochico
21+11(おだやか)